海外ドラマで "shenanigans" という単語が使われていたんだけど、どういう意味?
いくつかの海外ドラマで、どんなときに使われているのか見てみるね!
shenanigans の意味
悪ふざけ、いたずら
偽り、ごまかし
shenanigans の発音
シェナニガンズ
英検・TOEICでのレベル
"shenanigans" は超上級レベルの教材に掲載されています。
こちらには、antic の類語として載っていました。
海外ドラマではこう使われている!
ダウントン・アビー (Downton Abbey)
Season 3 Episode 7
ある夜、トーマスがジミーの部屋に入りジミーを襲おうとしていました。そこへ、アルフレッドが入ってきました。目覚めたジミーはトーマスを怒鳴りつけます。ジミーは普段から、トーマスがやたらと馴れ馴れしくしてくるのを不快に思っていました。
それを知ったオブライエンが、トーマスのことを執事のカーソンに報告すべきだと言います。
オブライエン: But it's been a while now.
(もうだいぶ経ってる。早く報告しなきゃ。)
What if Mr Carson finds out you knew all along and you never told him? How will that look?
(黙ってたと知れたらあなたの立場が悪くなる。)
アルフレッド: Surely it's for Jimmy to tell?
(ジミーが言うべきだ。)
オブライエン: Supposing he's in on it?
(彼もその気だったんじゃないの?)
アルフレッド: No. He started yelling at Thomas as soon as I walked in.
(違う。僕が部屋に入ったらトーマスに向かって怒鳴り始めたんだ。)
オブライエン: Yes, I'm sure he did. As soon as you walked in.
(そりゃそうよ。あなたが入っていったからでしょ。)
What if you hadn't walked in?
(入っていかなかったらどうなってたと思う?)
I'm sorry, Alfred. Mr Carson won't tolerate these sort of shenanigans and he'll be furious if he finds out you knew and said nothing.
(カーソンさんはそんなふらちなことを許さない。真実を隠しているとあなたが起こられる。)
トーマスを痛い目に会わせようと必死のオブライエンに操られる若者たち。トーマスの運命やいかに。続きは Hulu で!
デスパレートな妻たち (Desparate Housewives)
Season 2 Episode 14
リネットとトムは同じ職場で働き始めました。トムが上司のエドに気に入られようとしていると、エドは調子に乗って学生のように悪ふざけを始めます。「投げたチョコを 3 回連続で口で受けられたら 200 ドルやる」「トイレの水に浸したドーナツを食べたら担当にしてやる」など、いじめのような内容です。これを見かねたリネットは、エドに悪ふざけをやめるように言いますが、エドはある条件を出してきました。みんなの前に机を用意し、こう言います。
エド: As you know, i think that making the workplace fun is good for morale.
(俺は楽しいほうが職場の士気が上がると思う。)
But Lynette here thinks that our shenanigans have gotten a little out of hand.
(しかし、リネットは悪ふざけが過ぎるとご立腹だ。)
(booing)
Oh, hold on. Hold on.
(静かに。)
I respect Lynette's work ethic.
(彼女の職場倫理も尊重したい。)
So we've decided to settle the matter with a little test of intestinal fortitude.
(そこで、職場倫理に対する熱い思いを見せてもらうことにした。)
If she can eat 1 pound of our client's fine, farm-fresh pork product, raw.
(我々の顧客であるファームフレッシュ社のベーコン500グラムを生で食ったら)
There'll be a moratorium on wagering in the office.
(社での賭け事は控える。)
リネットの勇姿は Hulu でご覧ください!
キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 (Castle)
Season 6 Episode 3
かつてコメディー番組で人気を博した俳優(チャーリー)がクレーンのフックに刺さった状態で見つかりました。調べていくと、この俳優がなぜか帳簿を調べていたことがわかりました。
ライアン: Hey, guys, I think we found something in these books Charlie was looking into.
(チャーリーが調べてた帳簿を見て。)
サリヴァン: I went over them and there's no signs of any financial shenanigans.
(調べてみたが、金銭的な不正は見つからない。)
FBI や CIA まで出てきてややこしくなってきます。続きは Hulu で!
おわりに
"shenanigans" は「悪ふざけ」「ごまかし」という意味です。ときどきドラマで出てきます。語源はよくわからないようですが、いくつか説があるそうです。
- アイルランド語の sionnachuighm (意味: I play tricks)
- イースト・アングリアの方言の nannicking (意味: playing the fool)
- スペイン語の chanada (意味: trick or deceit)
- ドイツ語の schinnagel (意味: 車輪にリムをとめる釘)→転じてドイツ語のスラング schinageln (意味: to work)、Schenigelei (意味: a trick)
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