海外ドラマで英語学習 | ドラマチック☆ボキャビル!

英単語やフレーズを映画や海外ドラマのシーンで学び、エピソード記憶として脳に定着させます。

英辞郎に載ってない!"in the wind" の意味と使い方

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海外ドラマで "(人) is in the wind" という表現が使われていたんだけど、どういう意味?

いくつかの海外ドラマで、どんなときに使われているのか見てみるね!

(人) is in the wind の意味

(人) が逃亡中である

 

Cambridge Dictionary には "in the wind" の意味が 2 つ載っています。

1. If something is in the wind, people are talking about it and it may happen, but no one is sure:
Rumours of a takeover are in the wind.
 
2. If someone is in the wind, they are missing, especially after escaping:
The suspects are in the wind.

1 つ目は「今にも起ころうとしている」。

2 つ目は「人が逃げていなくなってしまったこと」となっています。

1 つ目の意味は英辞郎Weblio にも載っているのですが、2 つ目の意味が載っている英和辞典が見つかりません。近年使われるようになった新しい意味なのかもしれません。この意味が載っているまじめな英英辞典はこれしかみつけられませんでした。

 

Urban Dictionary には載っていました。

in the wind
to disappear, unable to be found


Where's your boyftiend?

I dunno, in the wind

in the wind の発音

イン ザ ウィンド

英検・TOEICでのレベル

"in the wind" は英検や TOEIC の教材では見つかりませんでした。

海外ドラマではこう使われている!

ブラインドスポット タトゥーの女 (Blindspot)

Season 1 Episode 4

公園に爆弾が置かれました。ジェーンは爆弾を置いた男を見つけて追っていましたが、そのジェーンを別の男が銃で撃とうとしていました。それに気づいたウェラーがその男に向かって発砲。その音でジェーンが振り返ったときに、追っていた男が逃げてしまいました。

ジェーン: I lost him. He's in the wind.

(犯人を見失った。消えたわ。)

昼下がりの公園に置かれた爆弾は無事に処理できたのでしょうか。続きは Hulu で!

ブラインドスポット

Season 2 Episode 3

ウェラーたちは、ジェーンのタトゥーから浮かびあがった手がかりである CDC (米国疾病予防管理センター) にやってきました。ジェーンのタトゥーに隠されていた番号の病原体を確認しにラボに入りますが、その病原体サンプルがなくなっていることに気づきます。そうこうしているうちに、建物がロックダウンされてしまいました。

なぜか CDC 疫学部副部長のレベッカがロックダウンを開始したらしいということがわかりました。さらに、レベッカは病原体サンプルがなくなっていたことにも関係しているようでした。

ウェラー: We're gonna need to talk to her now.

(レベッカに話を聞く必要がある。)
リード: She's in the wind. She initiated a lockdown remotely.

(レベッカは消えた。遠隔操作でロックダウンしたんだ。)

レベッカは何をたくらんでいるのでしょうか。続きは Hulu で!

ブラインドスポット

Season 3 Episode 1

リード、ザパタ、パターソンが何者かに拉致されてしまいました。拉致したのはジェーンの弟ロマンでした。ベネチアでロマンを見つけたウェラーとジェーンはロマンを追ったのですが、逃げられてしまいました。

ジェーン: So what now? Roman's is in the wind. We've got nothing.

(どうする?ロマンは消えて、手がかりは何もない。)
ウェラー: Not nothing.

(いや、ある。)

そう言ってウェラーが見せたのはロマンの携帯。ここからデータを抜き出して手がかりを得るようです。リードたちは無事なのでしょうか。続きは Hulu で!

ブラインドスポット

デビアスなメイドたち (Devious Maids)

Season 2 Episode 12

ディーリング家のメイドの息子イーサンは、スペンス・ウェストモアの甥タイと他数人の友人とウェストモア家に強盗に入りました。その後、イーサンがいなくなってしまいます。

友人A: Ethan took off.

(イーサンは逃亡した。)
タイ: Took off? Why?

(逃亡?なんで?)
友人A: Valentina knows about the robberies.

(ヴァレンティーナにバレた。)
タイ: He told his girlfriend?

(イーサンが彼女に話したのか?)
友人A: She figured it out.

(感づかれた。)
タイ: Did she go to the police?

(警察に通報したのか?)
友人A: Who knows?

(わからない。)

友人B: If Ethan told her about us, we're dead.

(俺たちのこも話してたら、もう終わりだ。)
友人A: I'm starting to think it's time we all get the hell out of dodge.

(早く街を出た方がいい。)
タイ: If Valentina doesn't know that we're involved and if Ethan is in the wind...

(もしヴァレンティーナに知られてなくて、イーサンが逃げているなら...)
友人A: There are a lot of "ifs" in that sentence.

(「もし」ばっかり考えても仕方ない。)
タイ: Guys, let me just talk to Valentina. Then we'll know for sure what we have to do.

(僕がヴァレンティーナと話す。それでどうするか決めよう。)

このあと、ヴァレンティーナはタイに、警察にはすべて話したと言ってしまいます。大丈夫なのでしょうか。続きは Hulu で!

デビアスなメイドたち 

キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿 (Castle)

Season 2 Episode 13

ある男性が殺害されました。捜査をしていくうちに、犯人はベケットの母を殺害したラスボーンという殺し屋だったことがわかります。ラスボーンが来るという場所に行って逮捕しようとしましたが、ラスボーンは現れませんでした。

ベケット: I let her down.

(母を失望させたわ。)

キャッスル: No, you didn't.

(そんなことないよ。)
ベケット: Rathborne's in the wind. Dick Coonan's about to walk.

(ラスボーンは逃亡。ディック・クーナンは釈放。)

ベケットは母を殺した犯人を捕まえることができるのでしょうか。続きは Amazon プライムで!

キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿

Season 2 Episode 20

キャッスルはトークショーに出演しました。その夜、その番組の司会者ボビーが殺害されました。捜査を進めると、ボビーはロビンソンという男に脅迫されていたことがわかりました。

ベケット: Let's go pick him up.

(ロビンソンを捕まえに行くわよ。)
ライアン: Easier said than done.

(そう簡単にはいかない。)
Esposito already ran down his last known address. Robinson's in the wind.

(わかっている住所をエスポジートとあたってみたが、逃亡してる。)

ベケット: Well, let's keep looking.

(引き続き捜索しましょう。)

テレビ業界の裏側が垣間見えるエピソードです。続きは Amazon プライムで!

キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿

おわりに

海外ドラマの刑事ものでは、"in the wind" はよく「逃亡中」という意味で使われています。直訳すると「風の中」なので、風に吹かれるようにどこかに行ってつかまらない雰囲気が出ていますね。

Hulu のススメ

このブログで紹介している表現はほぼすべて Hulu の海外ドラマで発見したものです。

観れば観るほど英語表現が身に付きます。

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