appropriate の意味
形容詞: 適切な、適した
動詞: 私物化する、独り占めする、着服する
appropriate の発音
アプロウプリエイト
英検・TOEICでのレベル
動詞の "appropriate" は、英検 1 級の教材に embezzle (横領する) の同義語 (= appropriate fraudulently) として載っています。
海外ドラマではどのように使われている?
ミディアム 霊能者アリソン・デュボア (Medium)
Season 5 Episode 4
殺害された女性マリアが、生前に成し遂げられなかったことをするため、命を落とした直後にアリソンの体に入って行動を起こしました。そのことをデヴァロス検事に伝えているシーンです。
アリソン: I think the second that Maria died until I woke up under that overpass, Maria appropriated my body... so she could do something, finish something.
(マリアは死んだ直後、私に乗り移ったの。私の体を使ってやり残した仕事を終わらせたかったんだわ。)
ここでは、アリソンの体を私物化する、つまり「乗り移る」ということです。
Season 5 Episode 8
アリソンの夫ジョー・デュボアは少し前に転職しました。ある日、弁護士がやってきました。前の会社にいる当時の部下ケリーが、自分のアイディアをジョーに盗まれたと言っているようです。ケリーが詳細を説明している動画をジョーと弁護士が一緒に見ています。そのケリーの言葉です。
ここでは、人のアイディアを私物化する、つまり「盗む」という意味で使われています。
どの動画サービスで観られる?
2020年6月30日現在、どちらも Hulu で視聴できます。
おわりに
appropriate は「適切な」という意味でよく使われますが、動詞の「私物化する」がわかる人は少ないかもしれません。形容詞だけではなく動詞の意味も覚えれば、海外ドラマの理解力がグンとアップします!
おすすめの本
\『ミディアム』のアリソンのモデルとなった実在の人物、アリソン・デュボアが書いた本/